小学校にて図工の授業
Artwork : YORKE.
Videograph : 笹本正喜, 斉藤秀典, 栗山直樹
Photograph : 武藤奈緒美
Management : 桑木野真
船橋市立習志野台第二小学校の六年生を対象に、全4クラスのうち2クラスづつを、2回に分けてYORKE.が特別授業を行った。
共通して段ボールを素材に使い、テーマはそれぞれ「GYMCITY」 、「GIFT」とした。
段ボールを素材として選んだ理由には「何気ないものが、作品として形をかえることで輝いて見えたりする。このような日常からの変化を子どもたちに伝え、作品を生み出す喜びや素材に触れる楽しさ、感動を体感してほしい。」というYORKE.の思いがこめられている。
YORKE.と同行スタッフが子ども達に混じって一緒に物をつくり、生徒たちから普段よりも自由な発想を引き出すことを目指した。
「GYMCITY」
5・6人でグループを組み、体育館内にそれぞれの街を作った。
土台となる土地(段ボール)にはあらかじめYORKE.が線路を描いておき、完成するとすべての街がつながる仕組み。それぞれが工夫して制作を進め、さまざまな色や形・仕掛けの街が完成した。
「GIFT」
隣接する家庭科室と図工室で、それぞれ相手のクラスの誰かにむけてプレゼントを作った。
完成したプレゼントはラッピングをし、自分の席に置いておく。教室を入れ替え、くじ引きであたった席のプレゼントを受けとった。ただ作品を作るだけではなく、相手に渡し、また自分がそれを受け取る。というところまでを含めることで、「アート本来の目的とは、キャッチボールする事」というYORKE.の考えを行為として子供たちに体感してもらった。